雪女 原作/柴田秀勝 脚色・演出/小村哲生

 

 

民話劇・雪女




雪国に伝わる神秘的な雪の精の

悲しい恋の物語

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 雪深い山奥。雪女“お雪”は、手下の霰(あられ)霙(みぞれ)雹(ひょう)を従えて、聖なる雪山に入り込み、山の動物たちを殺したり、山の秩序を乱す悪い人間をこらしめていました。ある日お雪は、
吹雪の中で猟師の親子、吾作と弥助に出会います。吾作は雹の息で殺されてしまいますが、若くて目のきれいな青年弥助に、お雪は一目惚れしてしまいます。そして、「今日ここであった事は誰にも話さぬ」という約束をさせて、弥助を助けてしまうのです。
 それからのお雪は、弥助のことばかり考えていました。雪山の番人としての仕事も忘れて……。
「人間の娘となって弥助のもとへ行きたい……」お雪は、とうとう思いあまって雪の女神様のところへ相談に行きました。
   女神「いったん人間になったら、二度と雪女には戻れぬぞ…それでもよいか」
   お雪「はい、かまいません!」
   女神「もし、弥助が約束をやぶってあの日のことを話したら、お前は溶けて水になってしまう。      それでもか!」
   お雪「はい!」
   女神「わかった。それではお前を人間の娘にしてやろう」
 お雪は、人間の娘になって弥助の前に現われます。そして二人は夫婦に。お雪は幸福でした。弥助は働き者のお雪を、とても優しく大事にしてくれました。
ところがある日、弥助が突然……。
お雪はもう人間でいられません。雪女に戻るためには、氷柱(つらら)の槍で弥助の胸を突き刺して殺さねばなりません。
しかし、お雪は……。
      熱い涙をあふれさせ消えてゆく、雪女…お雪の物語。

様々な照明効果や美しい音楽、そして斬新且つドラマチックな演出で、子供から大人までお楽しみ頂ける感動的な舞台に創り上げました。
どうぞ、美しい民話の世界をご堪能下さい。