火の鳥
原作/手塚治虫 脚色・演出/小村哲生
西暦2405年の地球
人類は地下都市で生活をしていた
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西暦2405年
地球は急速に死にかかっていた。かつてそこには巨大な帝国があった。
だが、人類はついに超水爆を使い、自ら地球を滅亡へと追いやってしまった。
生き残った人間は地底都市を築いたが、コンピューターに支配され全てを機械に依存する生活に、次第に無気力になっていった。
ある日、その地底都市さえ、滅亡の危機が訪れ、最後の望みを持って地上へ出た娘”トキ”は絶望の中で火の鳥と出会った。
「あなたの望む、地球が最も美しかった頃の時代に連れていってあげましょう」
トキは美しい浜辺に降ろされた。そこでトキは貧しい漁師の青年”ズク”と出会う。
いつしか二人は仲の良い夫婦になった。生きがいを見つけたズクは、一生懸命に働いた。
一年が過ぎたある日、侍がやって来て、嫌がるズクを戦に連れて行こうとした。
「この羽衣を差し上げますから、どうかズクを戦に連れて行かないで下さい」
トキは未来から持ってきた、美しい羽衣を差し出した。その羽衣がトキにとって大切なものだと知っていたズクは、その羽衣を取り返す為に侍の後を追って戦場へ向かった。
トキは、ひたすらズクの帰りを待ちながら、過去の時代にやって来たことを後悔した。
過去の歴史を変えてしまうかもしれない羽衣……。 しかし、ズクは……。