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時が経つのは早いもので、1976年、現役の俳優であり、俳優教育のエキスパートで、私の演劇の師でもある冨田浩太郎を劇団顧問に、民話芸術座を旗揚げして今年で36年目を迎えました。その間30,000ステージに及ぶ巡回公演と、43回を数える東京での本公演・・・。そして、テレビ・映画・アニメの声の出演など、精力的に活動を続けてまいりました。これも偏に全国の小・中学校の先生方、教育委員会の御担当者様の御理解・御支援の賜物と、劇団員一同心より感謝いたしております。
さて、今回再々々演となります、冨田浩太郎原作の「寝太郎物語」。かつてNHKテレビで放送され好評を博した15分程の人形劇を、歌や踊りを織り込み、ストーリーを楽しく肉付けして、75分のドラマに仕上げました。・・・なぜ寝太郎は寝てばかりいたのか、なぜ一番楽をして一番得をすることを夢み、遂にはそのことへ、挑戦しないではいられなかったのか。
貧しさや飢えを知らない、今の日本の子どもたちに、それを伝えるのは中々難しいかもしれません。・・・でもとにかく、楽しいストーリー、おもしろい歌や踊りを見て笑い転げて楽しんでもらいたい。
そして、その中にテーマ(生きることの喜び、知恵と勇気、友情や命の尊さ)の一つでも心に残るものがあれば、いつか大人になって傷つき、疲れた時に、ふと、この寝太郎物語を思い出してくれたなら・・・。
生の舞台でしか味わうことの出来ない素敵な時間を、どうぞお楽しみ下さい。
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