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はじめに  あゆみ  劇団員紹介

 

「子どもたちにこそ、最も質の高い劇を見せることを最高目標にすべきだ」
 これは俳優教育の第一人者であった、亡き冨田浩太郎(俳優・当劇団顧問)が常々口にした言葉です。
 なぜなら、子どもたちに見せることは、東京の舞台で観客に見せるより数倍・数十倍の影響を与えるからです。
 当劇団は1976年の創立以来35年間、日本全国の小・中学校の体育館での巡回公演を中心に、子どもはもちろん、大人も楽しめる芝居創りを続けています。 
 
  次代を担う子どもたちに伝えたい
  
「優しさ」「思いやり」「勇気」
私達の作品は、そんな暖かさに溢れています。
 当劇団は民話劇を中心に、年間約600ステージの公演を行っています。民話を素材にした作品やシェイクスピア、チェーホフ、モリエールなどの古典、オリジナルのミュージカルまで、様々なジャンルに挑戦。TV、映画、アニメと活動の場を広げるとともに、近年は手塚治虫作品をレパートリーに加え、更なる躍進を続けています。



  ― 主宰 ― 
小村 哲生(こむら てつお)
 

 1974年、映画「野球狂の詩」で俳優としてデビュー。TV・映画で活躍しながら、1976年『劇団民話芸術座』を創立。「太陽にほえろ」「西部警察」「刑事貴族」などに、もっぱら悪役として出演。最近では外国映画の吹替えや
「るろうに剣心」「テニスの王子様」「エウレカセブン」NHK教育「おじゃる丸」エンマ大王役やNHK「火の鳥」猿田彦役などアニメの声の出演も多い。
 俳優としての活動も続けながら、子どもたちに観せる芝居創りに情熱を注いでいる。
   劇団民話芸術座は、創立以来『健気な風景』の中の本当の優しさや勇気をテーマに、数々のレパートリーを全国の子どもに観せてきました。こうして、創立35周年を迎える事が出来ましたのも、ひとえに皆様方の御指導、御鞭撻の賜物と劇団員一同心より感謝致しております。
 さて、35年を振り返りますと、やはりいくら感謝してもしきれないのが、創立以来民話芸術座を支えて下さいました、我が師冨田浩太郎です。2004年6月10日食道癌の為、永眠されました。享年79才。まだなにも恩返しの出来ないまま「子どもたちにこそ最も質の高いものを与えるべきだ!」という言葉を残して、逝ってしまわれました。この言葉を劇団の最高目標として、努力してまいります。どうか皆様、今後とも御指導、御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い致します。

(2005年正月 劇団民話芸術座創立30周年記念公演
「旗本 枕夢之介U」公演パンフレットより)
 





  ― 劇団顧問 ― 
冨田 浩太郎(とみた こうたろう)(俳優)
2004年6月10日永眠

 

 舞台、映画、テレビなどで多数の出演作品がある。自作自演によるTVドラマ「うぶ声」で、第18回芸術祭奨励賞受賞。著書「俳優の音声訓練・せりふと朗読のための実験」「舞台と映像・せりふと朗読のための実験」(以上未来社刊)。
 富田靖子・中井貴一・松下由樹・福山雅治他たくさんのスターが冨田浩太郎の映像演技の訓練を受けて芸能界へデビューした。
   1976年の創立以来、民話芸術座は全国の小・中学校の巡回公演を続け、めざましい活動を行っています。そして、このような活動は他の劇団から見ると到底信じることのできない奇跡的な活動状況で、なぜこのような成果を挙げることができたのか…それはやはり民話芸術座の代表・小村哲生氏のたゆまざる情熱と統率力であり、さらにはまた劇団員の骨身を惜しまぬ奮闘努力に負うところ…というほかはないでしょう。そして、相談役としての私が創立以来言い続けてきたことは、次のただ一つのことでした。
 「子どもたちにこそ、最も質の高い劇を見せることを最高目標にすべきだ。なぜならば、子どもたちに見せることは、東京の舞台で観客に見せるよりも、数倍、数十倍の影響を与えるからだ。その価値を自ら認めるならば、その重大さに恐れおののくべきだ」
 これからもさらに質を高めつつ、できる限り多くの子どもたちとのふれ合いができるよう、心から先生方や父母の方々のご支援をお願い申し上げる次第です。

(1992年度版「河童の笛」公演パンフレットより)
 


 柴田 秀勝 (しばた ひでかつ)
 (青二プロダクョン所属
RME会長
)
 

  声優として長いキャリアをもつベテラン俳優。TV「水戸黄門」「Goro's Bar」など多くのナレーションや「NARUTO」三代目火影、「鋼の錬金術師」キング・ブラッドレイなどアニメの声のレギュラーも多い。  
   みんなそろって共有する、共感する。それが、お芝居。 
 人は、笑って、泣いて、感動しながら成長してゆく。大人は人生という長い道のりを歩きながら身に付けてゆき、子どもは大人達から笑って泣いて感動することを教えられて育ってゆく。民話芸術座は演劇を通して物語を通して、子どもたちに笑いと涙と感動を伝えています。
 私が民話芸術座の座友として参加をさせてもらって三十数年、日頃アニメーションという仕事を通していろいろなメッセージを子どもたちに送り続けてきた私も、座友として参加していることに日々誇りを感じております。
 お芝居を通して子どもたちが献身・勇気・忍耐・尊敬することを学んでほしい。
 そんな思いを込めて今日も、私たちは全国巡業の旅に出ます。 

  (巡回公演出演者 募集チラシより)
 


  井上 和彦(いのうえ かずひこ) 
(B-Box)


  外国映画の吹替え、アニメ、ナレーション、CM等声優として第一線で活躍する一方、音響監督や若手俳優の育成など、幅広い分野で才能を発揮している。
 代表作は「サイボーグ009」島村ジョー、「美味しんぼ」山岡士郎、海外ドラマ「LOST」ジャック(吹き替え)など、他多数。
    「子どもたちにこそ最も質の高いもの与えたい」という思いから小村哲生氏が劇団を立ち上げたのは、20代の時だったという。一口に劇団を作ると言っても簡単な事ではない。自分で脚本・演出・出演と、寝る間も惜しんで全国を廻り続けた。
 それから三十五年…。その情熱は劇団員一人一人に確実に受け継がれている。優しさと情熱に溢れた劇団員の稽古を観ているだけで熱いものが込み上げてくる。みんな本当に芝居が好きだ。全国を廻ってクタクタな筈なのに帰って来ると直ぐに稽古に入る。より良い芝居をするために!
 そんな民話芸術座のお芝居を観られるのは幸せな事だ。私も先日、山梨の学校に観に行かせて頂いた。芝居を観る子どもたちの目は、キラキラ輝いていた。
 「子どもたちに夢を…」
民話芸術座の思いはこれからも続く…。

 (2008年度版「河童の笛」公演パンフレットより)
 


  ― STAFF ― 
大野 真澄(おおの ますみ)
(音楽監修)



   1970〜75年に“ガロ”のボーカルとして活躍。「学生街の喫茶店」が大ヒット。
 解散後はソロ活動を開始するとともに、他アーティストのプロデュースや、ミュージカル・映画などの多岐にわたる音楽ジャンルで才能を発揮。
 民話芸術座との付き合いは30数年に及ぶ。
   民話芸術座の音楽にたずさわって、どれほどの年月が過ぎたでしょうか。そしていつも思うことなのですが、脚本を読ませてもらうたびに僕の頭の中は、幼い日々の風景や、あの頃の素直な自分が戻ってくるような感じがします。いや、感じではなく、たぶんすごく素直な気持ちで物語を受け入れてしまっているんです。
 幼い頃に聞いた童謡というか音楽というのは、何でも新鮮でした。だけどはっきり言って、どうしても好きになれない曲があったのも事実です。今でも、ポピュラーソング・歌謡曲、その他いろんな楽曲が溢れています。その中には、当然僕には受け入れられない曲もあります。やはり、ニュートラルな頭の中に自然に溶け込んでしまうような、大自然の風景に接した時、僕たちは無条件にそれを受け入れてしまうように、無理のない判りやすく素直なメロディー。誰にでも自然に受け入れてもらえるメロディー。そんな曲が出来ればと、民話芸術座の音楽にたずさわっています。
 素直な気持ちで触れ合える人と人とのことを思い起こさせてくれる、民話芸術座の公演。本当に大切にしたいと思います。  

(1995年度版「杜子春」公演パンフレットより)
 


勝山 俊一郎(かつやま しゅんいちろう)
 (作曲・アレンジ)



   6歳よりピアノ・ドラムを学び、慶應義塾大学在学中、第1回アレンジャー協会音楽祭に入賞(歌唱・小柳ルミ子)。
 卒業後編曲を学び、昭和55年第1回古賀政男記念音楽大賞で最優秀曲賞グランプリを受賞。(歌唱・岩崎良美)
 その後フリーの作・編曲家としてマイペースな音楽活動を続けている。
   イントロ、テーマ、サビ、エンディング……楽曲作りをしていると、芝居づくりとの共通点が実に多いことに気づく。
 舞台と曲をシンクロしつつ考えてみよう。
 イントロで心をひきつける。
 テーマで、その世界に引き込む。
 サビでは、盛り上がりとともに、いい意味での裏切りも必要だろう。
 そしてラスト……。
 観終わった後、心の奥に沁み入りいつまでも脳裡に残る舞台であったら、聴き終えた後、もう一度聴きたいと思われる曲であったら、どんなにいいだろうか。そんなことをいつも願いつつ、民話芸術座の仕事に参加させてもらっている。
その願いが現実化されているかどうかは、舞台をご覧になったみなさんの判断におまかせしましょう。
 音楽が、美味な芝居の香辛料になっていれば、幸いである。 

(1993年度版「鬼の小槌」公演パンフレットより) 
 


沖野 隆一(おきの りゅういち)
 (照明)


  照明デザイナー。
 1982年有限会社ステージングを設立。(現・リュウコネクション)平成5年度文化庁芸術祭大賞受賞(新宿梁山泊/作・唐十郎)「帝国こころの妻」(作・秋元松代)で、平成8年度日本照明家協会奨励賞受賞。   
   長年スタッフをしていて、楽しみの一つは、やはり新鮮な感性や豊かな才能の役者さんと出会うことです。
 前回初めて民話芸術座とお付き合いさせていただき、多くの達者な役者さんと出会うことができ、うれしく思っています。
 とりわけ「雨ふり小僧」を演じられた女優さんの静かなたたずまいの演戯には感動しました。日本の演劇界は彼女にもっと注目してよいかと思われます。
(1999年 第32回東京公演「クリスマスキャロル」
公演パンフレットより)
 




  宮原 修一(みやはらしゅういち)
(舞台美術) 



   舞台美術家。演劇、ミュージカル、オペラ、コンサートなどの美術を手掛ける。海外での活動も目覚しく、ブロードウェイミュージカル「はだかの王様」やビリー・ヴォーン楽団、グレン・ミラー楽団、アルフレッド・ハゥゼ楽団、'96年ポーランド・ワルシャワオペラ座などの様々な舞台で活躍した。作品数は年間約80本に及ぶ。
 
 2008年11月23日永眠。
民話芸術座のために、これまで多くの舞台美術を残してくださいました。
 
   幕が開くとパーッと目に飛び込んでくる世界。
 昨日までは、そこに演台があったり、朝礼がなされたり、体育の授業などの時は何か隅の方に追いやられたみたいな格好の体育館のステージ。移動劇団などの公演の時は、緞帳が引かれていて、何ともワクワクさせる。そんな子どものころの記憶があります。
 絵画彫刻では表現できない面白さが劇中にはあります。そして、皆さんの眼に映るまでは、劇作家・演出・照明・音楽、それから舞台美術等々。様々なパートの人たちのゼロからの創造作業があるのです。そして素晴らしいステージが作り上げられ、華やかに展開すると、苦労が吹き飛ぶのです。舞台という大きな華を咲かせる為に、私も民話芸術座のスタッフの一人として頑張っています。最後に大劇場の舞台装置と違い、体育館での装置は、移動の車の大きさ、重さ等から、かなりコンパクトにしなければなりません。でも、きっと大劇場の舞台装置に負けないだけの世界が感じられるはずです。
 どうぞご期待下さい。
 

(1993年度版「鬼の小槌」公演パンフレットより)
 






  ― SPECIAL
     THANKS ― 
 
 「子ども達にこそ最も質の高いもの与えたい」
 そんな私達劇団員の思いは、ここに紹介させていただいた第一線でご活躍されている
多くの俳優・声優の方々に支えられています。
 人との出会いがきっかけとなり、機会となる。
 日本人の感性の原点ともいえる民話を大切に、人と人との関わりの中で私達劇団員も
成長していきたいと思います。

 
戸田恵子
1994年〜
 「杜子春」
    テーマ曲
    挿入歌
    声の出演
     ・稲妻
     ・杜杏寿
    (杜子春の
         母親)

1997年〜
 「火の鳥
    〜羽衣編〜」
    主題歌
 


TARAKO
1990年〜
 「花さき山の
     やまんば」
    テーマ曲
1991年〜
 「寝太郎物語」
    テーマ曲
    声の出演
     ・語り
1992年〜
 「河童の笛」
    テーマ曲
 TV
ショムニ」
「離婚弁護士」
アニメ
「ちびまる子ちゃん」
「コジコジ」
 映画 「ラヂオの時間」
「THE有頂天ホテル」
ナレーション 「はなまるマーケット」
「天才!
  志村どうぶつ園」 
「はじめての
  おつかい」
吹替  「プリティ・ウーマン」 
「Xファイル」
 アニメ 「アンパンマン」
「ゲゲゲの鬼太郎」 
「CAT'S EYE」


 藤田淑子
1997年〜
 「火の鳥
    〜羽衣編〜」
    声の出演
     ・火の鳥

   



久川綾 
1998年〜
 「雉子も鳴かずば」
    主題歌
  
アニメ 「一休さん」
「キテレツ大百科」  
「CAT'S EYE」
「サイレントメビウス」 
「デジモン
 アドベンチャー」
吹替 「レオン」
  アニメ 「魔法使いサリー」
「美少女戦士
 セーラームーン」

「ハートキャッチ
  プリキュア!

 
 杉山佳寿子
 
 1995年〜
 「鶴女房」
 
   声の出演
     ・母鶴

  
富沢美智恵

1996年〜
 「雪女」
    テーマ曲
    声の出演
     ・雪の女神様
  
 
 アニメ 「アルプスの少女
      ハイジ」
「GuGuガンモ」
「キテレツ大百科」
「うる星やつら」
「Dr.スランプ
 アラレちゃん」
 
 TV
「おしん」
 アニメ 「美少女戦士
セーラームーン」
「クレヨンしんちゃん」
「サクラ大戦」
「GS美神」


小山茉美 
 1989年
 「雪女」
    主題歌

 
山本百合子
1993年
 「鬼の小槌」
     主題歌
アニメ



 「Dr.スランプ
 アラレちゃん」

「魔法のプリンセス
  ミンキーモモ」

吹替 「ストリート・オブ・
 ファイヤー」

「北斗の拳」
「魔法使い
    サリー」

 
ナレーション  「報道ステーション」
「ワールド
  ドキュメント」
ナレーション 「ズームイン!!
    SUPER」


   はじめに  あゆみ  劇団員紹介

 
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